全日本サーフィン選手権入賞!オフザウォールからは10年ぶりの快挙!芝野雅之
第38回日本サーフィン連盟主催(NSA)全日本サーフィン選手権が10/31〜11/4 島根県浜田市国府海岸で行われた。参加者数300名弱は各地の支部予選 そして支部予選で勝ち進んだ選手が今度は東と西地区の選手権を行い そこから勝ち上がったものだけがこの大会に参加できると言うだけあって選手は全員 強者ぞろい、その選手たちが日本一のトップアマチュアの座をめぐって熱戦が繰り広げらた全日本選手権。オフザウォールからは石村、隅田、速見、赤松らの支部予選を勝ちあがり西日本大会に最強チームを率いて望んだが残念ながら敗退、芝野だけが厳しい予選を勝ち抜き全日本出場の権利を得て参加。
大会経過
10月31日 大会一日目 メンクラスとシニアクラスの予選を行い波の状態が悪くその後キャンセル。
11月1日 大会二日目 丸一日波サイズヒザ以下のためキャンセル。
11月2日 大会三日目 少しサイズが上がったがロングボードのみ行われその後再びキャンセル。
11月3日 大会四日目 キャンセル、全く上がる気配なし、夕方かろうじてヒザ、選手と役員のミーティングが繰り返され明日まで待つ事に!もし明日も波がない場合は日程、場所を変更する事になる。この時点で明日波が出るのをあきらめた選手もいて帰途につく人も..11月4日 夜中かなりの北西の風が吹いていたので、もしかしたらと朝起きてみると奇跡のオーバーヘッド、しかも風は微風のサイドショアー コンテストは5ポイントでゴーイングオフ!
(KAMAのレポート)
ロイヤルクラスの招待選手として参加した私は土曜の(11/1)夜11時に大阪を出発、到着は朝になるだろうと思っていたが予想を反して夜中の3時に到着 4時間で来れるなら大阪からなら十分日帰り圏内、しかも高速代は片道¥8000と比較的安い。到着後ペンション ハイエースで仮眠 朝起きてみると大会会場はなにか、がやがやしている。早速ウエットに着替えて一ラウンドと思い海を見るとヒザ下、そこに芝野が現れ”波は2日前から全然ないんですよ、着いた日(10/30)は良かったのですが”と一言!!とにかく待つしか方法がないので待つ事に。おかげで和歌山支部のテラさんや四国のクリスさん 大阪のジロウさん 伊勢のママさん 千葉のシンゴ君たちと海を見ながら雑談、雑談 そのまま夜には本部宴会場になだれ込み三重の池内君、熊本のガボさん、四国のニイ君 湘南の池田社長、岡理事長、そして東京の さんたちとおおいに盛り上がり 明日波あることを祈りながらペンション ハイエースへ.......
翌日 相変わらず波はヒザ以下波の出る気配なし、またまた雑談の一日そこに日帰りで”マー”登場!下道の9号線を5時間かけて走ってきたらしい。夜は芝野たちとおすしを食べに浜田の町へ繰り出す。食後は本屋で本を読無くらいでなにもないこの町、ここの人は夜何しているのかなぁと思いながら今日も一人でペンションへ、夜中は風が吹きもしやの期待をしながら夢の中へ、、
奇跡!!朝起きてみると頭オーバーいやそれ以上かも!?大会会場は人が右へ左へあわただしく動いていて選手もウエットに着替える人やポイントを探している人などちょっとしたパニック状態、5ポイントで行われているので自分のヒート、クラスがどこで行われているのかわからない選手も続出、本部は今日一日ですべてのヒートを消化する気らしい。波もあり天気は快晴、風もOK!あとは波がサイズダウンするのでの心配をよそにドンドン大きくなってきている。60発はドルフィンしないとアウトに出れないヒートもあり、選手は時間内に3本乗るのに四苦八苦、しかも日本海独特のセットの間隔の短さ!ドルフィンの応酬で選手は超ハード!しかし 芝野は違う、ハワイで鍛えたパドリング力、大きい波に屈しない精神力、そして俺は今までがんばってきたと言う自信!2回戦でも準々決勝でも自信がライディング表れている。圧巻は準決勝、3人ヒートながら気を抜けないヒート、しかしここでの芝野は私が見た事のないような大技を連発!!いつもならこの辺のヒートは混戦で誰が決勝に上がってもおかしくない、でもこのヒートは確信もって決勝に上がった事を芝野に伝える、それほど芝野のライディングはすばらしかった。
さていよいよ決勝、準決勝のライディングをすれば優勝できるかもの期待が膨らむ、メンバーは宮崎の優勝候補 黒木雄一、徳島の久木田、そして高知の森と全員トップ選手ばかり 海のない大阪の芝野のどう戦うか?相手ははるかにランク上 そこでよいセットの波を待つに賭けた芝野の1本目攻めのサーフィンで高得点をメイク、 そしてその後、波を信じた芝野だったがセットが最後まで来ず。結果は残念ながら3位、しかし思いっきり自慢できる。十分すぎるほどがんばった。優勝は次回に取っておこう。胸を張って返って来ていい!波のない大阪から唯一入賞と言う大役を果たしたのだから!!!
ところで私はというとロイヤルクラスはキャンセル、理由は時間がないのと前日に何人かの選手が帰ったということもありで残念ながらキャンセルに、ですので残念ながら芝野と共に表象台の上に立つことは出来なかった。これも次回に残しておこう!!
1983年 | 18回大会 | ボーイズクラス | 第4位 | 荷川取 操 | 茨城県 |
1986年 | 21回大会 | ジュニアクラス | 第5位 | 藤原 栄二 | 福島県 |
1992年 | 27回大会 | シニアクラス | 優勝 | 瀬尾 和成 | 静岡県 |
1993年 | 28回大会 | レディースクラス | 優勝 | 外園 ちあき | 千葉県 |
2003年 | 38回大会 | シニアクラス | 第3位 | 芝野 雅之 | 島根県 |